2010年12月05日

引っ越しました

当ブログは引っ越しました。


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Posted by プカプカ at 21:30Comments(0)TrackBack(0)

2010年11月06日

脱北へのカウントダウン

利用者に対して何の前ぶれもなく、しかも内容で判断することもそれが無理なら文節から判断するといった配慮もなく、単にNGワードを使うだけで記事の投稿を制限するというのは許せません。

利用規約には

・児童ポルノまたは児童虐待に相当するおそれのある行為
・未成年者にとって有害と認められる情報を掲載する行為、または、前記のおそれがある行為

を禁止する条項がありますが、その場合は

●第5条(禁止行為)
利用者の本サービスの利用にあたって弊社は以下の行為を禁止します。
利用者がこれらの禁止行為を行った場合、弊社は当該利用者のブログを削除し、以後の利用を禁止する場合があります。

ということであって、NGワードを使った記事を投稿させないとは書いてありません。

北国tvは時々こういうことをやるのですが、まるで初めて風紀委員になった中学1年生みたいに幼稚です。
抗議するにも値しません。

前回の記事で「馬鹿だ」と書いたので、

・他の利用者、第三者もしくは弊社の名誉や社会的信用を毀損したり、不快感や精神的な損害を与える行為

に該当すると判断されれば私のブログも削除される可能性さえあります。

過去にも何度か北国tvには腹を立てたことがあるのですが、生来の面倒くさがりなのとお人好しのためにずるずるとここまで来ましたが、近々出て行くことにします。
引っ越し先は未定ですが、

仮住まい先はこちらをクリックして下さい。

昔からのホームページはこちらです。  続きを読む
Posted by プカプカ at 22:01Comments(0)TrackBack(0)

2010年11月03日

上田 正樹 「バラードまでそばにいて」


#489 1982年のレコード。
 
 団塊の世代が三十代に入った頃の1枚。
 日本のGDPはまだ急加速していなかったが、やや安定的な経済状況の中で日本は来るべきバブルの勃興を準備し始めていたのかもしれない。
 ヨレたジーパンが一張羅だとか、汚れた髪の毛からケムリの匂いがするとかいうような人達は淘汰されていった時代で、音楽「業界」においてもみんなおしゃれで都会的になってしまったように記憶している。
 ジャケットでわかるとおり、この人もジェントルでスマートになろうとしていたのだろう。
 大ヒットした6曲目「悲しい色やね」は寂寥感溢れる良質な切ないバラードだが、ブルースでもR&Bでもない。
 9曲目「ラストダンスは僕に」とか最後の「我が心のジョージア」のようなソウル系の歌や4曲目「Hellow, I Love You」のようなロック系の歌も歌っているのだが、それらにしてもやはりねちっこさよりも穏やかさが前に出ていて、全体としてはADULTな1枚と言える。
 今も活動中で、特に東南アジアではかなり高く評価されているらしいが、この1枚に限って言えば私にはちょっと物足りなく感じられる。
 
 関係ないけど1982年というのは音楽CDが初めて発売された年だそうだ。



ところで、ADULTと強調したのには訳がある。
北国tvではいつからかADULTをカタカナで書くと記事の中に使えなくなったらしい。
本文に登録できない単語が含まれていますとアラートが出て登録できない。
試しに性行為を意味する英語とそのカタカナ表記を入れてみたらやはり受け付けられなかった。

ひと言で言うと、ここの管理者は馬鹿だ。  
Posted by プカプカ at 23:13Comments(1)TrackBack(0)今日の1枚 U

2010年10月29日

こんなの滅多にない


 昨日(正確には一昨日)の雪には参った。
 嫁さんに叩き起こされて、とりあえずコーヒーを1杯。
 「見て見て!白樺が折れそうになってる!」と言われて見ると、樹齢10年に満たない白樺の木が雪の重みでまるで柳のようにしなっていた。
 気温が下がらないうちに降った雪は水分をたっぷり含んで重く、それがまるで本州の雪のように樹木にへばりついたためだろう。
 札幌では滅多にお目にかからない光景だ。
 写真1枚撮ってからすぐに着替えて娘の車のタイヤ交換だ。
 5年前なら文字通り朝飯前の作業なのだが、今の私は腕の力も腰の力も明らかに衰えており、息を切らしながら「血圧上がって倒れるんじゃないだろうか」などと不安感じつつ休む暇もなく、右の膝にいやな痛みを感じたがなんとか娘の出勤時間には間に合わせることができた。
 自分の車と嫁さんの車は四駆でもあるし、なにしろもう自分が出勤する時間が迫っていたので家に入ったが、息切れが止まらない。
 まだ還暦前だというのにこの体力低下はまずいなあとは思うのだが、現実だからしょうがない。
 本格的な雪のシーズンになったら毎日の除雪で身体を鍛えよう、などと自分に言い訳をするのであった。  
Posted by プカプカ at 00:39Comments(0)TrackBack(0)プカプカ雑記

2010年10月27日

雪が積もり始めた


まずいなあ。
車はまだ夏タイヤ・・・明日の通勤、どうしよう。  
Posted by プカプカ at 00:17Comments(2)TrackBack(0)プカプカ雑記

2010年10月19日

KING CRIMSON 「LIZARD」


#488 1971年のレコード。
 
 これがサード・アルバムだ。
 1974年解散に一度目の解散をしているのだが、メンバーの出入りが多かったバンドで、 このレコードの時にはボーカルのグレッグ・レイクが抜けてしまっていて、彼は同じ年に#247エマーソン・レイク&パーマーとしてデビューしている。
 そのせいかどうか分からないが、音の広がりというかスペクタクルな部分が少なくなった感じがある。
 以前にも書いたが#21 「IN THE COURT OF THE CRIMSON KING」があまりに凄かったので、つい期待が大きくなってしまい、#335「IN THE WAKE OF POSEIDON」 同様に物足りない印象を持ってしまう。
 だが考え方を変えて、メンバーが入れ替わって別なバンドになったのだと割り切って心静かに聴けば、これはこれでけっこう充実したレコードと言える。
 ドラムで「歌う」ことの出来るマイケル・ジャイルズという驚異的な人とメル・コリンズというジャズ系のサックス(とフルート)奏者によるアバンギャルドな演奏は、曲によっては聴かせるものがある。
 目の前にパノラマが広がるようなものではないが、ダメと言い切れるほど悪いわけではなくて、評価の難しい1枚。  
Posted by プカプカ at 22:11Comments(0)TrackBack(0)今日の1枚 K

2010年10月11日

山口冨士夫 「ひまつぶし」


#487 1974年のレコード。
 
 歌詞カードには山口富士夫と書いてあるが、冨士夫というのが本当のようだ。
 村八分は73年に解散しているので、これは文字通り解散後のひまつぶしのために作られたレコードかも知れない。
 低い声で、「よーい、どん」と呟いてから1曲目が始まる。
 ギターは相変わらず凄いものの、曲の感じは村八分時代とはまったく変わっていて、ロックンロールやブルースをやっているのだがギターよりもボーカルが中心になっている。
 #16「ライブ 村八分」のあの暴力性や破壊力と比べると、ギターの音は歪みや割れが取り払われているし、この人の歌もチャー坊に比べると水のようにさらりとしていて、とても淡泊に聞こえる。
 だけれども、まつろわない心根とでもいうようなものはやはり感じられて、本物だと思う。
 
 学生時代、この人を電車の中で見たことがある。
 長身でアフロヘア、眉毛がなくて目には黒いアイラインが入っていた。
 一瞬目が合ったのだが、半端ではない眼光が正直言って恐かったことを覚えている。
 重い病気を患いながら、今でも活動しているらしい。  
Posted by プカプカ at 18:21Comments(0)TrackBack(0)今日の1枚 Y

2010年10月06日

CANNED HEAT

CANNED HEAT 「BOOGIE WITH CANNED HEAT」

#486 1968年のレコード。
 
 40年ぐらい聴いていなかったレコードだ。
 白人のブルースはねちっこくなりきれない場合が多いのだが、それに気づかずにねちっこいつもりになっているタイプと、敢えてねちっこさを求めないタイプに別れる。
 気持ちよければどっちでもいいんだが、このバンドは後者だ。
 たとえば#41 J. J. CALEとか#381 TAJ MAHALとかの路線に、バンドらしいリズム感を少し足した感じだと思う。
 3曲目「On The Road Again」がヒット曲なのだが、裏声に違和感を感じてしまい、私にはあまり良い曲だとは思えない。
 むしろ5曲目「Turpentine Moan」以降の方が分かりやすくて良いと思う。
 アンチ・ドラッグのバンドだという話もあるようだが、ブルースという自堕落な音楽を突き詰めていこうとしたら酒やドラッグに溺れてみたくなるのは人情だと思うので、さんざん溺れた経験を元にアンチ・ドラッグに至ったということではないだろうか。
 たとえばメンバーの一人のアラン・ウイルソンという人(ベンチャーズのドン・ウイルソンの弟)が70年に急死したのはドラッグが原因ともいわれているらしく、さもありなんと私には思えてしまう。
 
 ブルース一筋のバンドで評価も高かったそうだが、確かに味わいはあるものの、もう少し暴れてくれてもいいんじゃないかなあ。  
Posted by プカプカ at 22:08Comments(0)TrackBack(0)今日の1枚 C

2010年10月02日

VANILLA FUDGE 「RENAISSANCE」


#485 1968年のレコード。
 
 これがサードアルバム。70年に解散している。
 苦悩を吐露するような歌い方、悲しげな裏声のコーラス、濁り気味にドライブするギター、変幻自在のパターンを叩き出すドラム、それらをスリリングにリードしていくオルガン、そして抑揚に富んだ編曲。
 ヴァニラ・ファッヂはファーストアルバム#143「VANILLA FUDGE」しか聴いていないのだが、曲調というかアレンジの仕方や曲作りの基本的な考え方に変化はないようだ。
 ということは、きちんとした自分たちの美意識を持っており、それが奇をてらった虚仮威しの手法ではなく方法論として継続されているということだろう。
 と言ったら大袈裟か。
 
 音圧の低い状態では良さが半減するので、人の迷惑顧みずスピーカーのボリュームをうんと上げるか、ヘッドフォンをして出来るだけ大音量で聴くのが合っている。
 ファーストアルバムの衝撃が大きすぎて、比べてしまうと物足りなく感じる部分もあるのだが、上記のような「音の中に引き籠もる」ような聴き方をするとそれなりに酩酊できる1枚だ。  
Posted by プカプカ at 10:17Comments(0)TrackBack(0)今日の1枚 V

2010年09月24日

五輪真弓 「えとらんぜ」


#484 貰い物の1枚。1977年のレコード。
 
 この人はアダモに認められてフランスでもデビューしたそうで、多分これはその頃のレコードなのだろう。
 パリで録音されており、バックのミュージシャンもフランス人で、全曲オリジナルだがA面の5曲はフランス語で歌っている。
 フランス語はまったくわからないのだが、なんだか発音はとてもそれっぽく、もしかしたら上手なのかも知れない。
 フランス語の響きの柔らかさのせいなのかもしれないが、1曲目「少女」にしても3曲目「煙草のけむり」にしてもふわりとした仕上がりになっていて聴きやすい。
 前回聴いた#479「冬ざれた街」では、罪深いオジサンの耳には「火を貸して下さい」というフレーズが「ヒー!犯して下さい」とヒステリックに聞こえたりしたものだが、フランス語になるとなんだかもっと少女的にコケティッシュに聞こえる。
 しかも肩の力が抜けて落ち着いている感じがあり、今聴いても古さを感じないどころかけっこう気持ちが良くなる。
 B面9曲目には「私 少し疲れたの」が入っている。
 #403 西田佐知子「いつもの午後」では同じ歌を西田佐知子が大人の色香たっぷりに歌っており、聴き比べると西田佐知子の上手さが改めて実感できるあたりも有意義だ。
 
 話は変わるが、せっかくの良いレコードなのだが盤面を見る限りでは傷は少ないのに聴いてみると全体にプツプツと雑音が多い。
 何度も拭いてみたが改善しないので、思い切って流水で洗ってみた。
 その結果、雑音が消え音もクリアになったので録音し直した1枚。
 話には聞いていたが、レコードの水洗いは荒療治だが劇的な効果があることがわかった次第だ。  
Posted by プカプカ at 23:18Comments(3)TrackBack(0)今日の1枚 I

2010年09月19日

りりィ 「オーロイラ」


#483 貰い物の1枚。1976年のレコード。
 
 1952年生まれだからこの時まだ24歳。
 それにしてはだいぶ落ち着いた感じになっていて、少女からお姉さんへ変わろうとする頃だったのかもしれない。
 5曲目「水の流れに」ではちょっとエロティックなことを連想させるような歌詞も歌っている。
 この人の曲は何回か化粧品会社のCMに使われていた記憶があるのだが、他の誰とも似ていない曲作りであり、かつ若い女性ならではの感覚がポップであったりシックであったりする曲に上手に乗せられている点が受け入れられたのだろう。
 このレコードを聴く限りでは流行ることはあまり意識していないように思われるが、2曲目「ケンの炎」はポップ、3曲目「川原の飛行場」はシックでなかなか良い。
 9曲目「あなたは魔法~もう少し私でいて」の前半も失恋の歌でありながらアップテンポで、バックコーラスとの掛け合いも陽気だ。
 アレンジも良いしバックの演奏も節度があってしっかりしている。
 
 だけど、35年前ならどう感じたか知らないが、残念ながら今の私にはあと一歩惹かれるところがないレコードだ。  
Posted by プカプカ at 22:27Comments(0)TrackBack(0)今日の1枚 L

2010年09月11日

カルメン・マキ & OZ 「閉ざされた町」


#482 貰い物の1枚。1976年のレコード。
 
 カルメン・マキ25歳のときのレコード。
 前回聴いた#480「カルメン・マキ & OZ」でも書いたとおり、本当に驚くほど歌が上手くなった。
 気負いなくのびやかでありながら迫力と声量があり、言葉と意志がはっきりと聞こえてくる。
 特に5曲目「Lost Love」と6曲目「閉ざされた町」の歌唱は素晴らしい。
 大袈裟な言い方になるかもしれないが、一人の確固とした表現者に変身しロック者としての生き方を始めたであろうこの人の内面まで伝わってくるようである。
 #302「想い出のカルメン・マキ」くらいしかこの人しか知らなかったことが悔やまれる1枚で、35年遅くなってしまったが日本屈指の女性ロックボーカリストだったと今は言える。
 
 当時の私は家庭を持ったばかりで、いろんなことから足を洗って普通の社会人として生活することにエネルギーを費やしていたもののなかなか思うようにいかず、音楽を聴くことも少なくなっていた。
 そんなことを思い出しながら聴くと、この頃のカルメン・マキにとっては歌うことが闘うことだったにちがいないと感じさせる1枚だ。  
Posted by プカプカ at 22:07Comments(0)TrackBack(0)今日の1枚 C

2010年09月06日

りりィ 「ラブ・レター」


#481 貰い物の1枚。1975年のレコード。
 
 メンバー全員でハリウッドへ渡って録音したというから、相当な意欲作だったのだろう。
 メンバーというのはバイ・バイ・セッション・バンドというバックバンドのメンバーのことだが、アレンジは相当に凝っていて、ファンクというかフュージョンというかそっち方面からの影響が感じられ、当時の日本のバンドとしては進んだ音作りになっている。
 でも考えてみると前回聴いた#480「カルメン・マキ & OZ」も75年のレコードだから、もうすでに日本の音楽レベルもそこそこの所に達していたのかもしれない。
 まあとにかく、実力のあるバックを従えてりりィは歌っているのだが、ちょっと歌謡曲的な感じが鼻につく。
 ハリウッドっていうのはカリフォルニア州だから、気候の良い所だろうという思い込みが私にはあるのだが、演奏のキレの良さに反してこの人の曲は内向的なものが多く、今ひとつ楽しくない。
 別に楽しいレコードを作りたかったわけじゃないもんねということになるのかもしれないが、ならばそれなりにバックバンドのこれほどの力量を生かす方法はなかったのかと意地悪なことを言ってみたくなる。
 
 更に意地悪な言い方をすると、この人のこの時点での限界が見えてしまったような気がする1枚だ。  
Posted by プカプカ at 21:50Comments(0)TrackBack(0)今日の1枚 L

2010年08月31日

「カルメン・マキ & OZ」


#480 貰い物の1枚。1975年のレコード。
 
 ジャニス・ジョプリンに衝撃を受けた人は多かったが、カルメン・マキもその一人だったようだ。
 ひと言で言えば「アングラのアイドル」みたいな扱いを受けていた人なのだが、ジャニスに傾倒して70年にロックへ転向したのだそうだ。
 いくつかのバンドを組んだ後72年にOZを結成、何度かメンバーを変更しながら活動を続け75年に出した初めてのLPがこのレコード。
 歌い方は腹から声を出すというか声を前に出す歌い方に変わった。
 60年代のカルメン・マキは人に背中を向けて歌うような、あるいは目線を合わさずうつむいて歌うような内にこもったところが特徴的だったのだが、このレコードでは自分の歌を力として正面を向いて勝負している印象を受ける。
 4曲目「Image Song」や6曲目「私は風」は10分を越える曲だが、過去のレコードで聴く彼女とは表現力に格段の差がある。
 演奏のレベルは相当に高く、ギターのリフやアレンジもなかなかカッコよく、10万枚以上を売り上げたレコードだそうだが日本のロックを代表する名盤との評価も頷かれる。
 
 しかしこの人、どこで吹っ切れてこんなにパワフルに変わったのだろう。
 眩しいほど輝いていると、正直に思う。  
Posted by プカプカ at 23:32Comments(2)TrackBack(0)今日の1枚 C

2010年08月24日

五輪真弓 「冬ざれた街」


#479 貰い物の1枚。1974年のレコード。
 
 デビュー後3枚目のLPで、ライブ盤だ。
 録音してレコードにするので観客席に隠しマイクが仕込んである、というMCに臆したわけではないだろうが観客は行儀が良いようで、熱心な拍手はあるものの歓声や口笛などは聞こえない。
 落ち着いてじっくり聴くというタイプのライブだったんだろう。
 多分この人の持ち味が真面目でまっすぐなものだから、似たような感性の観客が集まることになったのではないかと思うのだが、それが悪いとは思わないもののちょっと面白味に欠けるかなとは思う。
 2曲目「青春の光と影」をはじめ5曲が英語の曲だが、発音もきれいでオリジナルに忠実に歌っている。
 でも忠実すぎて優等生の学級委員長みたいだなあと、劣等生で不良だった私には感じられてしまう。
 5曲目「少女」と最後の「煙草のけむり」は、表現の淡泊さが逆に作用しているようで、つまり淡々とした歌い方だからこそ情念がじんわりと伝わるような所があって、今聴いてもさすがに良い。
 ただ、「煙草のけむり」の後半は頑張りすぎて文字通り息切れしており、少し残念な出来になってしまっている。
 
 このところ聴いてきたカルメン・マキやりりィとは方向性が違うけれど、60年代後期から70年代中期にかけて百花繚乱の様相を呈した「ニュー・ミュージック」界の一角を占めていた人であることは間違いないだろう。  
Posted by プカプカ at 23:45Comments(2)TrackBack(0)今日の1枚 I

2010年08月18日

りりィ 「ライブ」


#478 貰い物の1枚。1974年のレコード。
 
 1973年12月から74年9月までの間の3つのライブからピックアップした曲を集めたレコードだ。
 当然録り直しなどはできないわけで、喉のコンディションが悪い曲が少なくない。
 
 ゲストには常田富士男や研ナオコの名前が書かれているが、声は入っていない。
 常田富士男が歌を歌ったのかどうか知りたいし、研ナオコはまだメジャーになる前だったと思うがどんな歌を歌ったのか聴いてみたいところだ。
 今まで聴いたレコードに入っていなかった中では7曲目「クイズの賞金」、9曲目「風のいたみ」が良いが、4曲目「I Shall Be Released」や8曲目「Unchained Melody」は頑張って歌っているのだがちょっと消化しきれていない感じがする。
 
 バックのバイ・バイ・セッション・バンドの演奏はキリッとしていてレベルが高い。
 土屋昌巳という人のギターも良い・・・などと思って調べてみたら、この人はのちに一風堂で「すみれ September Love」をヒットさせた有名人だった。  
Posted by プカプカ at 00:07Comments(2)TrackBack(0)今日の1枚 L

2010年08月11日

りりィ 「タエコ」


#477 貰い物の1枚。1974年のレコード。
 
 私に言わせれば歌謡曲的すぎる6曲目「私は泣いています」が大ヒットして、一躍メジャーな歌手になった頃の1枚。
 2曲目「同棲時代」には南正人がデュエットで参加している。
 デビュー前からカルメン・マキとは知り合いだそうだし、南正人と付き合いがあるってことからしても、当時のヒッピーやフーテンやアングラ系の人達との関係が深かったように想像される。
 ハスキーな声だが、かすれているというよりは喉の粘膜の水分が足りなくて乾いているような、水を1杯飲んだら?と言いたくなるような声だ。
 でも多分この人は、水よりはビールをちょうだい、などと言うのだろう。もしかしたら酒で潰れた声なのかもしれない。
 悲しい恋の歌や孤独な歌を歌っているが声同様に乾いている。
 乾いているが少し暖かく感じられる。
 少し暖かく感じられるがどこか奔放で、たとえば恋に対しても諦めと切り替えの早い人だったんじゃないかと思わせるところがある。
 9曲目「壊れすぎたのは」はバラードなのだが、相当いい感じの曲ではあるものの、やはり乾燥しているために今ひとつ艶が足りないように思えてしまう。
 
 7曲目「シューという名の女の子」のアレンジは秀逸で、当然木田高介によるものだと思う。  
Posted by プカプカ at 22:36Comments(0)TrackBack(0)今日の1枚 L

2010年08月06日

ザ・ディランII 「きのうの思い出に別れをつげるんだもの」


#476 貰い物の1枚。1972年のレコード。
 
 これがデビューアルバムらしい。
 ディランセカンドというグループ名は知っていたが、なんだかボブ・ディランのコピーバンドみたいな名前がひっかかって私の興味の対象にはならず、今まで一度も聴いたことがなかった。
 なにしろ昔は「PPMフォロアーズ」とか「東京ビートルズ」とかいうバンドが本当にあったのだ。
 で、このレコード、とにかく音が悪い。
 レコードを聴く前には必ずレコード用のスプレーをかけてベルベットのクリーナーで拭くのだが、なんだかモゴモゴとした音で、演奏も歌もこもっていてメリハリがなく、まるで自主製作のモノラル録音みたいだ。
 改めて湿式のクリーナーで拭いた後、乾式のクリーナーで再度拭き上げ、プレーヤーの針の埃を濡れティッシュで取ってやったらこもりが取れてひとまわりよく聞こえるようになったが、やはり輪郭がはっきりしない音だ。
 第一印象が悪いせいか、あまり点数はつけられないレコードだ。
 歌やハーモニーは上手くないし、間伸びしたテンポで曲にも歌い方にも抑揚がなく、なんとなく気持ち悪くて私の好みには合わない。
 だが6曲目「プカプカ(みなみの不演不唱)」は日本のブルースの中でも40年近くたった現在に至るまで色褪せない名曲だ。
 ただし、私は「プカプカ」がこのバンドの曲とは知らなくて、西岡恭蔵の曲だとずっと思っていた。
 レコードが終わったと油断していると、11曲目「満鉄小唄」が聴き取れないほど小さなボリュームでしかも電話越しのような加工をされた音で左のスピーカーからだけ聞こえてくる。
 所謂春歌なので、多分このようなやり方で録音する以外には当時のレコ倫の検閲はパス出来なかったのだろう。
 この歌は俗謡なのでいくつかの歌詞があるようだが、私は映画「日本春歌考」の中で吉田日出子が歌ったものが好きだ。
 
 「プカプカ」と「満鉄小唄」以外に聴くべき曲はない。
 と、各方面からの批判反論を覚悟で言い切ってしまおうかとも思ったが、何回か聴いてみると、ゆったりしたテンポや控え目な歌い方からはじわじわと味わいがしみ出してくるようでもあり、もしかしたら悪くない1枚なのかもしれない。  
Posted by プカプカ at 21:51Comments(0)TrackBack(0)今日の1枚 D

2010年07月29日

りりィ 「ダルシマ」


#475 貰い物の1枚。1973年のレコード。
 
 このコードはリアルタイムで聴いたことがあって、名前の一部が同じ友人は4曲目の「ジュン」という曲を聴くとき少し嬉しそうにしていたことを思い出した。
 二人とも長髪で、自衛隊の払い下げジャンパーを1年中着ていたっけ・・・。
 
 これが2枚目のLPだが、「たまねぎ」と比べると、曲もアレンジも演奏もずいぶん洗練されている。
 1枚目には10代の頃に作った曲も入っていたりして言わば日記や私小説にも似たような部分があり、少しこなれていない印象があった。
 若いときであればそのような青さを「共感」として受け止めることもできたのだろうが、この歳ではちょっと疲れてしまう。
 このレコードにも詞を読む限りでは1枚目と似たような部分がないわけではないが、曲としての表現はずっと上手になっているので、言葉による主張と曲が伝えるものとのバランスが取れていて、押しつけられる感じがないからオジサンは安心して聴くことができるのだ。
 当時は6曲目「心が痛い」が好きだった記憶があるのだが、今は7曲目「スプリング・ハズ・カム」ののどかさが良いと思う。
 この人は所謂シンガー・ソングライターとしてはやや遅れて来た方だが、商業主義の匂いもしないしアマチュアリズム志向派のフォークのような建て前も感じられない。
 政治の季節は終わりかけていたし、若者の音楽がどんどんビジネスに取り込まれていこうとし始めていた時代にあって、もしかしたらいろんなものから少し距離を置いた場所で音楽と向き合っていたのかも知れない。  
Posted by プカプカ at 22:47Comments(2)TrackBack(0)今日の1枚 L

2010年07月25日

りりィ 「たまねぎ」


#474 貰い物の1枚。1972年のレコード。
 
 これがデビューアルバム。
 レコーディングに参加しているのは、私の知っているところではキーボード深町純、ドラム角田ひろ、ギター石川鷹司、ギター萩原信好、アレンジ木田高介といった人達だ。
 曲は15・6歳から作っていたようだが、この当時のフォークとかロックとかの大きなうねりの中のミュージシャンとは少し違う印象だ。
 とは言っても、ちょうどこの頃までは他とは違う個性を持ったミュージシャンがどんどん現れていたのだが。
 敢えて分類すればフォークロックに近い音作りと言えるかも知れないが、ジャンルにはあまりとらわれていないようだ。
 4曲目「Woke Up Blues」は歌詞カードには載っていなくて全曲英語で歌っている。
 周りの演奏は「頑張ってブルースっぽくやっています」という感じで、このメンバーならもう少しできるんじゃないかと思ってしまうが、まあこのあたりが当時の限界だったのかもしれない。
 15歳で単身上京してから新宿界隈で自立して生きていたそうで、フーテンあがりというようなことも言われているようだが、そんなヤワなもんじゃないだろう。
 父親がいないという話と容姿だけで判断すればカルメン・マキと共通のものがあるのかとも思えるが、ハスキーだが太くない声は高音で少し苦しそうに聞こえ暗い歌詞が多いものの、概して曲調は良い意味で乾いている。
 11曲目「遠くなるほど」の、詞と曲の合わせ方はセンスを感じさせてなかなか良い。
 
 だが、多分「私は泣いています」がヒットするまではそんなに売れていなかったレコードではないかと思う。  
Posted by プカプカ at 23:17Comments(0)TrackBack(0)今日の1枚 L

2010年07月21日

カルメン・マキ 「GOODBYE,MY MEMORIES」


#473 貰い物の1枚。1970年のレコード。
 
 私が大学に入った年のレコードだ。
 モップス、ハプニングス・フォー、ゴールデン・カップス、岡林信康、ボブ・ディラン、フォーク・クルセダーズ・・・、懐かしいミュージシャン達の曲をフォークソングからロックまで歌っているが、曲によって歌の巧拙に差があり、まだ曲を自分のものにしているとは言い難い。
 だが、前回聴いた#472 「真夜中詩集」とは違って自らの意志で歌い始めようとしているような印象を受ける。
 このレコードには寺山修司の影が見えないからだ。
 個人的には、3曲目「あなたが欲しい」はプロコルハルムのパクリであることは歴然としているにもかかわらずやはり良い曲だと思うし、11曲目「チューリップのアップリケ」は数十年ぶりに聴いたが思わず涙腺が反応してしまった。
 
 すり切れるほど聴いたレコードという言葉が昔はあったが、今はもう死語。CDはいくら再生してもすり切れることはない。
 だがこれはまさにすり切れるほど聴かれた1枚のようだ。
 音飛び、雑音、音質の劣化などがあちこちにあって、デジタルに変換するとアナログ以上に目立ってしまう。
 持ち主だった人は、アパートか下宿か寮の狭い部屋で、ポータブル・プレーヤーで繰り返しこのレコードを聴いていたのだろう。
 「激動の時代」などと呼ばれることになったあの頃、狭い部屋の中で眠る前の数時間を若いオスは何を考えて過ごしていたんだっけ。
 もうぼんやりとしか思い出せない。  
Posted by プカプカ at 23:24Comments(2)TrackBack(0)今日の1枚 C

2010年07月19日

カルメン・マキ 「真夜中詩集 ろうそくの消えるまで」


#472 貰い物の1枚。1969年のレコード。
 
 #302 「想い出のカルメン・マキ」は、このレコードと次回紹介する「GOODBY, MY MEMORIES」からの曲を集めたもので、オリジナルはこちらの方だった。
 詩は全曲寺山修司によるもので、曲の6割は田中未知という人が書いている。
 それぞれの曲の始まりには本人によるナレーションが入っていて、それが自身によるものなのか寺山修司が書いたものなのかは分からないが、18歳、混血、母子家庭、早熟、アングラ、といったキーワードから連想されるような内容と、思いのほか純情な一面とが表れている。
 カルメン・マキは「時には母のない子のように」のヒットによってマスコミに騒がれるようになってしまう訳だが、元々が「天井桟敷」というアングラ劇団員であり、そのスタンスは当然商業音楽業界には迎合しないものであったはずだから、テレビの画面に不機嫌そうな表情で登場したのも、実はどういう顔をしていれば良いのかが分からなかったからなのではないだろうか。
 「書を捨てよ、町へ出よう」という寺山からのメッセージは地方都市の高校生にも届いており、家出への願望やら教師に対する反抗やら反戦運動への参加意識やら、ここにこのままいたのでは何も変わらない。東京へ出たいと思わせたものだ。
 まして東京にはカルメン・マキみたいに美人でアンニュイな同世代の少女達が集まっているに違いない、という幻想も。
 
 曲も詩もナレーションも1969年という時に若者であった者達へのレコードであり、それ以外の時代それ以外の年代では成立しえなかったのではないかと思う。  
Posted by プカプカ at 18:24Comments(2)TrackBack(0)今日の1枚 C

2010年07月10日

五つの赤い風船 「フォーク・アルバム第1集」


#471 1969年のレコード。
 
 60年代後半、学生運動やベトナム反戦運動は広がりを見せていて、その訴えは一般からの共感もある程度得ることができていた。
 文化人や非新左翼の若者も、何らかの行動を起こそうと考え始めていて、それはたとえばベ平連運動となり、たとえば新宿西口広場のいわゆる「反戦フォーク集会」活動という形で表れることになる。
 新宿西口広場は通路であって広場ではない、という理屈で機動隊がフォーク集会を強制的に「交通整理」したことが火に油を注いだ形となり、以後は「フォーク・ゲリラ」と呼ばれて集会は続けられた。
 フォーク・シンガー達も反戦や反体制を歌うようになり、そうではないシンガー(たとえば吉田拓郎など)は批判されてしまうという風潮だった。
 だがその反戦運動を今振り返ると、多くの者にとって戦争は海の向こうのことであり、反戦は観念でしかなかったのではないかと思う。
 西岡たかしは1944年生まれ。かろうじて戦時中の生まれということになるわけだが、所謂「戦争を知らない子供達」の一人と言える。
 そしてこのバンドの歌う反戦的な歌も、「血まみれの鳩」を代表としてやはり観念的であり、ブームとしての反戦フォークに聞こえてしまう。
 もちろんそれはこのバンドに限ったことではないので責めるつもりもないしその資格も私にはない。
 まあ、好き嫌いの問題なのだろう。
 ともあれこのバンドの歌も当時は斬新であり、ねっとりとしたハーモニーやオートハープとかフルートとかビブラフォンを使った演奏が特徴的で新鮮で、「遠い世界に」などはそこそこのヒットになった。
 
 音作りにはちょっとジャックスと似た部分があるが、木田高介がスタッフとして参加していたらしい。  
Posted by プカプカ at 20:45Comments(7)TrackBack(0)今日の1枚 I

2010年07月01日

JANIS JOPLIN

JANIS JOPLIN 「JOPLIN IN CONCERT」

#470 1972年のレコード。
 
 2枚組のライブ録音盤で、1枚目はビッグブラザー&ザ・ホールディングカンパニー、2枚目はフルティルト・ブギーをバックにして歌っている。
 録音時期は1枚目が68年4月から70年3月にかけての各地でのライブ、2枚目は70年6月下旬から7月上旬、あの「フェスティバル・エクスプレス」ツアーの中で唄われたものだ。
 1枚目は録音が悪く全体に音が籠もった感じがするし、ミキシングも少し雑なようだ。
 ホールディングカンパニーの演奏はあまり上手くないと言われているようで、確かにこのレコードではちょっとダルい音を出している。
 それは否定しないものの、味わいとしては一番ジャニスに合っていたのではないかと私は思う。
 ワイルドさというか不良っぽさというかあるいはイッてしまっている感じというか、そんなものがあって、60年代後半のサイケデリック・ロックの影響を感じさせる部分が嫌いではないのだ。
 一方のフルティルト・ブギーは演奏にキレがあって、ライブでもスタジオと同じスピード感のある音を出すだけのスキルはあるが、どこかにお行儀の良い部分が見える。
 自分たちの意志で作ったのではなくて、集められてきた雇われバンドだから、まあ仕方がないのかもしれない。
 いずれにせよ、ライブ盤ということで彼女のMCも(内容はわからないものの)聴けるし、大音量で聴けば多少の荒さは吹っ飛んでしまう凄みがあるし、雰囲気の伝わってくる1枚だ。
 
 中でも2枚目の2曲目「Kozmic Blues」は曲も良いし演奏も良い。  
Posted by プカプカ at 23:41Comments(0)TrackBack(0)今日の1枚 J

2010年06月26日

BRUCE SPRINGSTEEN 「NEBRASKA」


#469 1982年のレコード。
 
 私の音楽的な先入観は時々間違っている。
 ブルース・スプリングスティーンについても「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」の人、という決めつけしかなくて、つまり力業のハード・フォークあるいはフォークロックのシンガーなんだろうと思っていた。
 まして時は80年代、音楽の世界では思想や表現などといった青臭いものは隅に追いやられていて、売れることが大前提の商業主義が当たり前になっていたはずだ。
 という言い訳をまずはしておく。
 今は付き合いのなくなった旧友Eが突然持ってきたのがこのレコードで、当時私はブルース・スプリングスティーンを知らなかった。
 Eは時々おかしな物(たとえば漁業関係者でもないのに食べきれないほどの量の干し魚とか、飲み屋のロゴマークの入った新品のジッポ・ライターとか、etc)を持って来ては置いていく男で、このレコードもおかしな物のひとつだった。
 なぜなら彼はレコードを聴くような男ではなかったし、当然洋楽などに興味があるはずもなかったから。
 くれるというから貰ってまあ一応聴いてみたわけだが、当時の私にはまったく評価できない1枚だったので、そのまま今日まで30年近く死蔵されていたのだ。
 でも今聴いてみると、悪くないと思えるのは歳のせいか。
 ふつうは専属バンドと一緒にロックっぽい歌を歌う人だったらしいのだが、このレコードは生ギターとハーモニカだけで、しかも自宅での録音だという。
 歌詞カードを読むと、意味なく人を殺してしまった男の歌とか問題ばかり起こす兄を見逃してやる警官の歌とか貧しさの再生産の輪廻から抜け出せない男の歌とか、なんだか暗く淋しい人生ばかりが歌われているようだし、ジャケットもご覧のとおりに暗い。
 抑鬱状態で作ったレコードなのかもしれないが、多分、自分の音楽というものを一回裸にしてみる試みだったのだと思う。
 全体に沈んだ曲調が続くのだが、正直さと優しさが感じられて心落ち着く1枚だ。
 しみじみと、ちょっと落ち込み気味に酒を飲みたい時などには合うと思う。
 
 ところで、金銭トラブルを起こして以来姿を消したEは今どうしているんだろう。  
Posted by プカプカ at 21:59Comments(0)TrackBack(0)今日の1枚 S

2010年06月19日

PINK FLOYD 「UMMAGUMMA」


#468 借り物の1枚。1969年のレコード。
 
 当時のロック・ミュージシャンはマリファナやLSD体験からサイケデリック・サウンドというものを産み出し、それは現実逃避的な面が濃厚ではあったものの宗教的あるいは哲学的な側面も多少はあった。
 その宗教的あるいは哲学的な部分が音楽的に進化してプログレッシブ・ロックは出来上がっていったのではなかったろうか。
 これは「MORE」と「原子心母」のちょうど間くらいに発売されたレコードだ。
 2枚組14曲入りで、1枚目がライブ録音2枚目がスタジオ録音という構成になっている。
 当時は確かライブの舞台装置が物凄いという話だったのだが私は見たことがないので何とも言えない。
 でもひとつ言えることは、このバンドはライブでの演奏技術もしっかりしていたんだなあということで、大音量でごまかしたりはしていないようだ。
 特に1枚目最後の曲「A Saucerful Of Secrets」はライブとは思えない出来だ。

「ウマグマ」
 ほ乳類 食肉目 クマ科。中国奥地、青海省、チベット高原から四川省などの海抜4,500~5,000mの草原、山地に生息。ヒグマとしては小型である。食性はヒグマと同じと思われるが、飼育されているものはほとんどなく、詳しい生態などはまだよくわかっていない。
 ・・・以上は王子動物園ホームページから引用。  
Posted by プカプカ at 01:01Comments(0)TrackBack(0)今日の1枚 P

2010年06月07日

DIANA ROSS & MARVIN GAYE

DIANA ROSS & MARVIN GAYE 「DIANA & MARVIN」

#467 1974年のレコード。
 
 マーヴィン・ゲイは簡単に言うと71年の「What's Goin' On」の人のようなのだが、その曲について私はあまりはっきりとした印象をもっていなくて、むしろ60年代にタミー・テリルと歌った「Your Precious Love」なんかが好きだし、50年代のムーン・グロウズもいいなあと思っている。
 ダイアナ・ロスは言わずと知れた大スターで、シュプリームスから独立したあともしばらくは黒人女性ボーカルのトップに君臨していた。
 その二人がデュエットしているのがこのレコードで、1曲目「You Are Everything」がヒットしていたこともあって結構期待して買ったような記憶がある。
 二人の歌唱能力の高さは認めるし、5曲目「Pledging My Love」はジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」にどことなく似ているが良い曲だと思う。
 6曲目「Just Say, Just Say」も柔らかな印象の曲で大人っぽい。
 だが、人気のあった7曲目「Stop, Look, Listen (To Your Heart)」や9曲目「My Mistake (Was To Love You)」にもあまり心が動かないのだ。
 
 この年私は大学5年生だったのでまだ充分に若かったはずなのだが、もしかしたら一歩の何分の一くらいかずつ、私の音楽的な嗜好と時代が求めるそれとの間にはこの頃から乖離が生じ始めたのだろう。  
Posted by プカプカ at 22:19Comments(0)TrackBack(0)今日の1枚 D

2010年05月29日

買っちゃったぞ


 iPadが届いた。
 夕方に届いたのだが、会合へ出なければならず梱包を開けたのは遅くなってからだった。
 まずは試しにOSX10.4.11でiMacを立ち上げて接続してみたら、「MacOS10.5以上が必要なためiPad"iPad"は使用できません」とのメッセージとともにiMacはフリーズしてしまった。
 やっぱり、と思いつつ別パーテーションの10.5.8で立ち上げると今度はすんなり初期設定ができた。
 USBコードを外してさあWi-Fi接続だ。
 ところがこれが繋がらない。
 うちのAirMac BaseStationは設定がくどくなっていて、パスワードを入力しただけでは繋がらないようになっているのだが、酔っていたこともあってそれをすっかり忘れてしまい、パスワードを入力すること数十回。
 そういえばと思い出してAirMac管理ユーティリティーをいじってみたが10.5.8のユーティリティーは10.4とは少し違っていて、適当にあれやこれやしているうちにAirMacを認識しなくなってしまった。
 AirMacの電源を抜いてリセットしてみたりモデムも同じようにリセットしてみたり、冷静なときにはやらないような当てずっぽうを繰り返した挙げ句、Wi-Fi接続できるころには日付が変わってしまったが、結局なんとか成功した。
 
 キーボードどころかローマ字で文章を書くなどということもまったくない嫁さんのために買ったものなので、明日まずは嫁さんにインターネットというものを経験させ、諸々のダウンロードはその後にしようと思っているが、多分私や娘が触っている時間の方が嫁さんが触っている時間より長くなるんだろうと思う。  
Posted by プカプカ at 02:19Comments(2)TrackBack(0)プカプカ雑記

2010年05月24日

サディスティック・ミカ・バンド 「黒船」


#466 1974年のレコード。
 
 加藤和彦・高中正義・高橋幸宏・小原礼・今井裕・加藤ミカの6人組。
 最初の3人はもちろん有名人だが、小原礼と今井裕は当時も今もあまり有名ではなくて、どんな人なのか私は知らない。
 加藤ミカは当時から奔放な人だったようで、加藤和彦に買わせた水着が気に入ったとかで、ホテルに同宿していた仲間の部屋を水着姿でまわって歩いた・・・というエピソードを何かで読んだような気がする。
 悪妻ミカと呼ばれていたようにも記憶しているが、このレコードのプロデューサーのクリス・トーマスと恋愛関係になり、その後加藤和彦とは離婚することになって、それがこのバンドの解散理由だったと思う。
 当時は知らなかったが、クリス・トーマスというのは後期のビートルズのプロデューサーも務めた人で、今でも活動しており、イギリスでは有名人らしい。
 そのせいかとてもくっきりとメリハリの効いたミキシングがされていて、高中正義が有名になったのはクリアで伸びのあるギターの音色と独特なトロピカルな曲調のせいもあるが、このレコード全体の音の鮮やかさによるところも大きいのではないかと思う。
 
 黒船来航の頃の日本をテーマにしたコンセプト・アルバムであり、「異人さん」に対する当時の日本人の目線、当時を思うときの現代人の目線などをからませて作られているのだが、とても斬新な印象を受けた1枚だ。
 このレコードからは3曲目「タイムマシンにおねがい」がけっこうなヒットになり、数年前に木村カエラをボーカルに配して再結成した時にもリバイバルヒットしている。  
Posted by プカプカ at 23:32Comments(6)TrackBack(0)今日の1枚 S

2010年05月15日

OHIO PLAYERS 「SKIN TIGHT」


#465 借り物の1枚。1974年のレコード。

 1曲目「Skin Tight」がクールでかっこいい。
 以前聴いた#404「FIRST IMPRESSIONS」にはR&Bの名残のようなものがあると書いたが、このレコードでは完全なファンクバンドになっていて、演奏には更に磨きがかかっており、特にオルガンのスピード感は相当だ。
 しかも音の配置も洒落ていて全体に余裕が感じられ、力の抜けた中にもしっかりしたテクニックと音作りに対する理解の深さがある。
 などと思っていたら、3曲目のバラード「It's Your Night」ではほとんど愛撫に近いほどのいやらしくねちっこい感じが延々と続く。
 悪いオトナが、経験の浅い女性の肩を抱いて耳元に息を吹きかけるように「オジサンに任せておきなさい。痛くしないから・・・ね?」などとささやいているかのようだ。
 ジャケットもそうだけど、こりゃあちょっとスケベなバンドらしい。
 
 「もしも俺が飲み屋でオンナにモテたら・・・」などと妄想ふくらませながら飲むのには良いし、そうでなくても大人向けの良質な1枚だ。  
Posted by プカプカ at 18:55Comments(0)TrackBack(0)今日の1枚 O